- 現役のWebライターはどんなツールを使っているの?
- Webライターとして身につけておくと良いスキルってなんだろう?
Webライターの実際の業務の流れや、現役Webライターが活用しているツールなどを知りたい方も多いですよね。
そんな方に向けてWebライターとして活動している著者が、実際に現場で活用している無料ツールをこの記事でまとめました。
この記事でわかること
- Webライターのプロも愛用しているツール
- Webライターの仕事の手順とツールの活用方法
Webライターの仕事を不安なくスタートしたい方は、この記事を参考にしましょう。
この記事を読めばプロも活用しているツールが扱えるようになるため、自信を持ってWebライターが始められます。
プロも愛用!無料で使えるWebライターおすすめツール10選
Webライターの仕事は、ただ執筆をするだけでなく「誤字脱字は無いか」「他の記事と文章が重複していないか」といったさまざまな作業が必要です。
ここではプロも愛用しているWebライターの仕事で必要なツールや、業務効率化につながるツールを10選紹介します。
【Webライターにおすすめのツール】
文章作成ソフト | ビジネスチャットツール |
AIライティングツール | アイデアを整理するツール |
文字数カウントツール | コピペチェックツール |
文章校正ツール | 類語検索ツール |
画像検索サイト | SEO対策ツール |
それぞれのツールごとに解説していきます。
文章作成ソフト
出典:Googleドキュメント
Webライターとして必須ツールとなる「文章作成ソフト」のおすすめは「Googleドキュメント」です。
Windows製のパソコンには「Word」Apple製のパソコンには「Pages」という文章作成ソフトが、だいたいインストールされています。
標準装備されている文章ソフトでも執筆が可能ですが、MACで作成した文章ファイルをWindowsで開いてみると文字化けが起きたり表記がおかしくなったりしてしまうためスムーズに納品作業が行えません、
「Googleドキュメント」なら、Googleアカウントを持っている人は無料で扱えるだけでなく「URL」でデータを共有できるため、クライアントとのデータのやりとりもスムーズです。
Webライターを目指すのであれば「Googleドキュメント」の使い方はマスターしておきましょう。
AIライティングツール
出典:Chat GPT
Webライターの執筆作業をサポートしてくれる「AIライティングツール」も、活用できるようにしておけば、執筆業務の効率化ができます。
著者も活用しているAIライティングツールは以下の2つです。
- Claude
- Chat GPT
Chat GPTはインターネット上の情報を検索できるため、情報を調べたりまとめたりするときに便利です。一方でライティングに関する表現はあまり得意ではありません。
Claude(クロード)はWeb検索ができないためChatGPTよりも「最新情報」を調べたりするのは苦手ですが、ライティングに関する表現は圧倒的にChat GPTよりも上回ります。
しかしAIが出力した情報を鵜呑みにしたり、文章をそのままコピペして納品をしたりするのは絶対にやめましょう。
クライアントもコピペチェックをしたり、AIでライティングをしているかチェックしています。
AIツールは非常に便利でWebライターの味方ですが、あくまでサポート役として活用し「自分の文章」で執筆するようにしましょう。
またChatGPTは無料でも十分な性能を持っていますが、ChatGPT4(有料)は米国の司法試験に合格してしまうほどのAI性能です。
さらにChatGPTを無料で使っている場合、利用者の多い時間帯はアクセスができなかったり応答に時間がかかったりするデメリットもあります。
仕事効率や質を下げないためには、現時点ではChatGPT3.5(無料)を使うのではなく、ChatGPT4(有料)を活用すべきでしょう。
文字数カウントツール
出典:文字数カウント
Webライターの仕事はクライアントから「最低◯◯文字以上」という文字数の指定が多いため、指示以上の文字数になっているのか確認する必要があります。
そこで著者がおすすめする文字数カウントツールは、以下の2点です。
- 文字数カウント(ラッコツールズ)
- Googleドキュメントの「文字カウント機能」
Googleドキュメントで執筆している場合は、ドキュメントに備わっている「文字カウント機能」を使えば手間もかからずに済むでしょう。
ラッコツールズの「文字数カウント」を使えば、HTMLコードを除去したり任意の指定文字を除去したりといった、より精度の高い文字数が把握できます。
文章校正ツール
出典:テキスト処理ツール
執筆した文章の「誤字脱字」を見つけたり「読みにくくなっている原因」を見つけたりしたいときに便利なツールが「文章校正ツール」です。
文章校正ツールのおすすめは、以下の2点です。
- テキスト処理ツール(無料)
- 文賢(有料)
無料でサクッと誤字脱字や、文章をより読みやすくするための修正点を見つけたい場合は「テキスト処理ツール」で十分でしょう。
有料ですが文賢を活用すれば、Webライターとして陥りがちな「表記ゆれ」が発見しやすくなったり「読みやすくするための候補」も教えてくれます。
画像検索サイト
出典:photoAC
記事執筆の案件のなかで、クライアントから「著作権フリー画像を◯点、記事に貼り付ける」という指示があることも少なくありません。
そこで、著作権フリーの画像検索サイトを4つ紹介します。
- 写真AC
- O-DAN
- ぱくたそ
- PIXTA(有料)
PIXTAは有料の画像素材サイトですが、無料登録を行うことで毎週更新されるフリー画像が4枚、無料でダウンロードできます。
案件によっては「有料サイトのカンプデータを添付」という指示があり、PIXTAを知っておくことでスムーズに作業ができるでしょう。
カンプデータとは
カンプデータとはレイアウトや構成を目的として活用するデータのことです。カンプデータの画像には運営元のロゴが「透かし」で入っているため、そのままでは使用できません。
無料の画像検索サイトによっては「著作権フリーで使っていただいて問題ありませんが、画像の出典元を記載したりURLを貼り付けたりしてください」という指定がある場合もあるため、サイトの規約は目を通しておきましょう。
▶ぱくたそ
ビジネスチャットツール
出典:Chatwork
クライアントとメッセージ等でやりとりをするときに、よく使われるビジネスチャットツールを2つ紹介します。
- Chatwork(チャットワーク)
- Zoom
チャットワークはビジネスチャットツールの中でも非常にシェアが高く、とくにWebライターをやっていくうえで必ず活用する場面が出てくるでしょう。
クライアントと会話ベースでミーティングを行う場合などは、Zoomが一番利用されます。
クライアントとやりとりを行うときに手間取らないためにも、あらかじめ無料登録を済ませて使い方に慣れておきましょう。
アイデアを整理するツール
出典:mind meister
Webライターは記事執筆に関する情報をまとめたり、記事の構成を考えたりする場面が多々あります。
そんな「情報をまとめたりアイデアを整理するツール」を「マインドマップ」と言い、著者が活用しているのは「マインドマイスター」です。
マインドマップを有効活用すれば、記事構成を作る時の情報整理がしやすくなります。
Webライターとしての作業に関わらず、情報やアイデアを保管しておくためにも登録しておくと良いでしょう。
コピペチェックツール
記事を納品する前にクライアントから「コピペチェックを行い◯%以内に収めること」という指示がある場合が多いです。
コピペチェックを行うことで、Web上にある文章と「どれだけ表現が一致している(似ている)か」がわかります。
あまりにコピペ率が高いと「Web上の文章をそのままコピペして納品しただけ」と判断されてしまうため、チェックをしなければなりません。
「CopyContentDetector」が代表的なコピペチェックのツールで、次のように結果が表示されます。
クライアントから指示がなかった場合でも、コピペ一致率は40%を越えないようにしましょう。
▶CopyContentDetectorでコピペチェックをする
類語検索ツール
出典:Weblio類語辞典
文章を執筆していると同じ意味で違う言葉を使いたい場面、もっと噛み砕いてわかりやすい表現を調べたい時がよくあります。
そんな時に便利なツールが「Weblio類語辞典」です。
Weblio類語辞典は「理解しづらい単語を言い換えたい」といった場面でも活躍するため、ブックマークをしておくと良いでしょう。
SEO対策ツール
出典:ラッコキーワード
Webライターは記事構成や本文執筆で使用する単語に関して、SEO対策を意識して書く必要があります。
SEO対策とは
SEO対策とは(SearchEngineOptimization)の頭文字で、Googleなどの検索エンジンで上位表示させるために行う施策のことです。
クライアントから渡されたキーワードを実際に検索して、検索上位がどんな記事構成をしているのか、どんな内容を書いているのかといったリサーチが必要になります。
そこで著者も活用しているSEO対策ツールのひとつが「ラッコキーワード」です。
ラッコキーワードを使うことで、リサーチできる一例を紹介します。
- どんなキーワードが検索されているのかがわかる
- 競合がどんな見出し構成を作っているのかがわかる
- キーワードを検索したユーザーが「どんな情報を知りたいのか」がわかる
ラッコキーワードは豊富な機能を取り揃えているにも関わらず、初心者でも使いやすいサイトになっているためおすすめです。
Webライターの業務に欠かせないアイテム
Webライターをこれから始めようと思っている方に向けて、Webライターに絶対必要となるアイテムを3つ紹介します。
- パソコン
- インターネット環境
- オンライン会計ソフト
それぞれ解説します。
パソコン
Webライター業にパソコンは欠かせません。
なかには「スマホでWebライターを始める方法」と調べる方も少なくありませんが、クライアントに迷惑がかかるため絶対にやめましょう。
著者がブログやWebライター初心者の方に「おすすめのパソコンは?」と聞かれた際に答えているのが、AppleのMacBook Airです。
MacBook Airをおすすめする理由
- 余計なアプリが入っていない
- 余計なセキュリティソフトが入っていない
- 値下がりしにくいから売るときにも高値で売れて買い替えやすい
Windows製品の場合「CPUは◯◯以上のものを選ぶべきで、グラフィックボードは〇〇以上のパソコンが良いです」という風に「選ばないといけない項目が多い」ことからパソコン初心者の方が購入するまでに非常に悩んでしまいます。
MAC製品の場合、M1チップ搭載のMACであればどれでも快適に使えるためパソコン選びに悩むことはありません。
Windows製品でWebライターとして仕事をするために必要なスペックを知りたい方は、下記項目を参考にしてください
パソコンの形状 | ノートパソコンが便利 |
---|---|
価格 | 5〜10万円以内で十分 |
CPU | core i7 またはRyzen 7 |
メモリ | 8GB以上 |
ストレージ | 小さくても良いのでSSD |
インターネット環境
Webライターの仕事は常にインターネット上で行われるため、自宅のインターネット環境は整えておきましょう。
高速回線である必要はないため、光回線が導入されていれば問題ありません。
出先のフリーWi-Fiが無い環境で作業をしたり、クライアントとやりとりをする場面が出たりしたときのために、スマホでテザリングをする方法も覚えておくと良いでしょう。
オンライン会計ソフト
Webライターとして経費や売上を管理して、確定申告を行う時に必要になるのが「オンライン会計ソフト」です。
オンライン会計ソフトを使えば、簿記の知識がなくとも簡単に帳簿や確定申告が行えるだけでなく最大65万円分の特別控除が受けられます。
自分の使いやすいオンライン会計ソフトを活用しましょう。
Webライターの執筆の流れとツールの活用方法
Webライターが実際に執筆業務を行う時の流れは、次のステップがもっとも多いです。
- 記事構成を作る
- 本文を執筆する
- 初稿の納品をする
活用するツールもふまえて、それぞれのステップを解説します。
ステップ1:記事構成を作る
「記事執筆」としてのWebライターの仕事は、記事構成を作るところから始まります。
記事構成とは
記事構成とは「見出し」を作りあげることで、記事の「目次」にあたる部分のこと。
クライアントから記事を執筆するための「キーワード」を渡されて、キーワードに対して記事構成を作り上げなければなりません。
記事構成を作り上げて、クライアントとやりとりを行う時に活用するツールは、次のとおりです。
- SEO対策ツール
- 文章作成ソフト
- ビジネスチャットツール
- アイデアを整理するツール
ラッコキーワードを活用して「キーワードで検索してくるユーザーが求めている情報」をリサーチし、マインドマイスターで情報を整理しながらGoogleドキュメントで記事構成を作り上げます。
記事構成が仕上がったらクライアントにチャットワークなどで報告してチェックをしてもらい、問題なければ本文執筆へと作業が移ります。
ステップ2:本文を執筆する
記事構成が完成したら、Googleドキュメントに書き出している記事構成に沿って本文を執筆していきます。
本文を執筆するときに活用するツールは、次のとおりです。
- 文章作成ソフト
- 文章校正ツール
- 画像検索サイト
- 類語検索ツール
- AIライティングツール
AIライティングツールを使ったり自身で検索したりして、リサーチをしながら本文を完成させます。
画像の添付が指示されていた場合は、本文が完成したのちフリー画像を検索して本文に貼り付けます。
ステップ3:初稿の納品をする
本文が完成したら、クライアントに初稿の確認をしてもらうのですが、納品するまえにツールを使って確認作業を行います。
初稿の納品前に活用するツールは、次のとおりです。
- 文章校正ツール
- 文字数カウントツール
- コピペチェックツール
誤字脱字や不自然な文章のチェックを行い、クライアントから指示されている文字数を上回っているか、コピペ率は高すぎないかチェックしたあと、問題なければクライアントに納品してチェックを行ってもらいましょう。
クライアントから修正の指示があった場合は修正を行い、修正がなくなれば無事納品となります。
ツールを使いこなしてWebライターとして働こう!
Webライターとして活動していくうえで、プロも愛用しているおすすめツール10選を紹介しました。
文章作成ソフト | ビジネスチャットツール |
AIライティングツール | アイデアを整理するツール |
文字数カウントツール | コピペチェックツール |
文章校正ツール | 類語検索ツール |
画像検索サイト | SEO対策ツール |
この記事で紹介したツールは著者も実際に活用しており、どんなWebライターの仕事でも活躍するため初心者の方におすすめです。
Webライターとして活動していくためには、ライティングスキルだけでなくさまざまなツールを活用できなければなりません。
Webライターとしてのスキルアップを目指している方は、すべてのツールの使い方をマスターしておきましょう。